フリューゲルホーン(Flugelhorn)のマウスピースについて
皆さん、フリューゲルホーン(Flugelhorn)を御存知ですか?
写真の上の楽器がそうです。
よくトランペットと持ち替えで、柔らかい音を出す楽器です。
プレーヤーではチャック・マンジョーネが有名ですね。
この楽器、実はトランペットの仲間ではないんです。元々はSaxを発明したアドルフ・サックスが発明した楽器なんです。100年ほど前だから歴史が浅いんですね。
ちなみに「フリューゲル」は「翼」の意味です。
そして、フリューゲルのリードパイプのテイパーについて、プロ、アマチュア、楽器店を問わず理解していない人達が以外に多いようです。もし間違ったマウスピースのテイパーでフリューゲルを演奏しているとしたら、そのイントネーションやレスポンス、バランスやピッチはそのフリューゲルが元来持っているものではなくなるでしょう。
ヴィンテージ シルキーフリューゲルのような例外もありますが、フリューゲルのリードパイプのテイパーには大きく分けて4つの種類があります。
・ラージテーパー:よくスタンダードテイパーと呼ばれています。Yamaha, Getzen, Benge, King, Conn, Holton, Van Larr, Marcinkiewiczなどがこれにあたります。
現在販売されているフリューゲルは基本これです。
・スモールテイパー:「Bachテイパー」とも呼ばれています。Bach, Courtois, vintage Olds, vintage Martinなどがこれにあたります。
・フレンチ(ストレート)テイパー:ケノンテイパーとも呼ばれており、original Couesnons, original F. Besson, vintage Courtois, vintage Le Brancなどがこれにあたります。
・ヨーロピアンテーパー:トランペットのマウスピースと同じサイズです。ロータリー式フリューゲルはこのサイズです。「トランペットのマウスピースが使える」と思ってる人がほとんどですが、本当はこのサイズにあったフリューゲル用のマウスピースが必要です。でも日本では入手が難しいです。
これからフリューゲルホーンを購入予定の方や、お持ちの方は是非チェックしてみてください(^_-)--☆
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